従業員の不正を暴くため、小型カメラを仕掛けました

今回の「みんなのスパイカメラ体験談」は、中谷さん(49歳 男性 和歌山県 自営業)からの投稿です。

ビデオ販売店を二店舗経営している中谷さん。
ある時設置してある自動販売機の売り上げがおかしいことに気づきます。
従業員の不正を疑った中谷さんは早速小型カメラを設置してみることにしました。

私はビデオ販売店を二店舗経営しています。

二店舗経営していると店舗の比較が出来ますし、ちょっとした違和感に気付きました。

もしや従業員が不正をしているのでは?と思い、小型カメラを仕掛けてみました。

経営する2店舗の自販機の売り上げに大きな差が

詳しく経緯を説明すると店舗入口前にはジュース自動販売機を設置していました。

入口前といっても表通りから奥まった位置にあり、表通りからは見えません。

実質お店に来るお客様だけが利用するという場所に設置してあり、管理はスタッフに任せていました。

業者に任せるとその分費用がかかりますし、それなら自分達で管理した方が安上がりです。

また商売柄小銭を切らしやすく、もし小銭切れしそうになったらジュース自動販売機の売り上げで両替をするようにという考えもあったんです。

こうしておけば、不意な小銭切れもスタッフで対応出来ますし、私も呼び出されずに済んで楽でしたから。

そう思ってスタッフ任せにしていたら、ジュース自動販売機の売り上げに大きな差がある事に気付きました。

スタッフの不正が疑われた

今回調べる事になったA店の売り上げはB店の半分ぐらい。

まあたまたまという事もあるし~としばらく様子を見ていましたが、たまたまではなくずっと。

お客様の数は両店舗同じようなものなのに、何故売り上げにここまで差が?と不思議に思いました。

もしかしたらスタッフがジュース自動販売機の売り上げを誤魔化しているのでは?と疑念を感じます。

スタッフは基本一人ですから、誤魔化そうと思ったら誤魔化し放題。

そこでスタッフの犯行かどうか確かめるべく小型カメラを仕掛けました。

煙探知機タイプの小型カメラ

仕掛けたのは、ダミー煙探知機タイプの小型カメラです。

見た目はよくある煙探知機なので、パッと見では小型カメラが仕込まれているとはわかりません。

他にも小型カメラはありましたけど、上から撮影出来る点を重視しました。

お金を誤魔化す現場を撮影しなければならなかったので、上から撮影する必要がありましたから。

それに相手に違和感を抱かせないようにする為には、こういう元々天井にある物に偽装した小型カメラがベストでした。

また普段目にする所に違和感があれば気づくでしょうが、天井なんてほとんどの人は見ません。

これならバレる事はないだろうと設置して様子を伺いました。

すぐに犯人を特定できました

結論から言うと、凄く役に立ってくれました。

初日で従業員の不正を暴けてしまったのですから。

小型カメラには従業員がジュース自動販売機から売り上げを出し、お札をポケットに入れている画像がバッチリ映っていたんです。

もちろん両替をする為に売り上げからお金を出す事はありますけど、両替ですからこちらからもお金を売り上げに入れないといけません。

でもそういう行動は一切していませんでした。

あくまで白を切る従業員

この動画をスマホに移して保存しておき、翌日閉店業務をしている所に乗り込みました。

そして従業員に「何か言わないといけない事はないか?」と問い詰めます。

最初、従業員はとぼけていました。

「何か言う事なんてないですよと。売上回収ご苦労様です」

と白々しい答えただけ。

私は売上回収の為、閉店間際もしくは閉店後にお店へ立ち寄るようにしていたので、この時もそういうものだと思ったのでしょう。

自分から言うつもりはなさそうだと判断し、ジュース自動販売機の売り上げが減っている事について私から問いかけました。

でも従業員はとぼけます。

貴方の日に限って減っているんだけど?と問い詰めても、それは自分ではない。他の従業員が自分に罪をかぶせようとしているんだ!と言って、あくまで自分がしたとは認めません。

動画が決め手で自白しました

そこで昨夜録画していた動画を従業員に見せました。

これを見せると観念したのか、すみません私がやりましたと平謝り。

小型カメラで犯行を録画しておかげで、無事解決出来ました。

もし証拠もなく状況証拠だけで問い詰めていたら、恐らく認めさせる事は出来ていなかったと思います。

ただこの従業員は知人からの紹介だったので警察沙汰にはせず、被った損害だけ支払ってもらう事にしてクビに。

こんな事をすれば紹介してくれた知人の顔にドロを塗るようなものなのに、よくやるな~と感じました。

それと同時に他人を信用するべきではないと、良い勉強をさせてもらったと考えるようにしています。

中谷さん、投稿ありがとうございました。

従業員が犯人というのは信じたくなかったですが、こういうこともやはりあるんですね。
従業員の場合内部事情に詳しく色々と誤魔化されてしまうこともありますが、小型カメラの設置をすれば言い逃れも難しいでしょう。
煙を探知する火災警報器なら、まさかカメラとは思われないでしょうし、ナイスアイディアですね。
性善説で生きていくのは難しい昨今、防犯カメラでしっかり不正対策をしていきたいです。

2023年5月22日不正, 小型カメラ, 従業員, 煙探知機

Posted by spycamsuper

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